鳩被害・生態について、代表的は事を掲載しています。
鳩被害
■鳩による被害は大きく分けて4つあります。
1)感覚的被害
夕方に帰ってきて鳴く。早朝にうるさいくらい鳴いて飛び立ち、夕方に帰ってきます。
2)生活的被害
ベランダや屋根、太陽光パネル下等にフンをする。また、洗濯物や干した布団などにもフンをする。
3)美観的被害
壁や看板などにフンが付着している。
鳩のフンは強酸ですので、金属部はサビの原因となり、塗装部は剥がれの原因になります。
4)衛生的被害
鳩は様々な病原菌を伝播します。ハトヒベダニやハトコジラミなどが寄生しています。喘息やアレルギの 原因にもなります。
- 鳩が持っている病原菌
1)クリプトコッカス症 - 真菌性の一種。人が感染すると軽傷の場合は皮膚炎に、重症になると脳に病床をつくります。乾燥したフンが飛散し、人体に吸収され発症します。
- 2)オウム病
- 従来はトリ類に感染する病気ですが、人にも感染した事例があります。 近年2人の妊婦がオウム病にかかり、最悪の状況になりました。 最大70%の鳩がこのウイルスを持っているといわれています。
鳩の糞には、人体や健康に悪影響を及ぼす様々な病原菌、アレルギーの元になる原因(乾燥飛沫)
などが存在します。頻繁に清掃することを心掛ければいいと思います。
鳩の生態
■鳩の行動パターン
1)待機鳥
建物の屋上際部などに留まり、周囲の状況など確認しています。
2)休憩鳩
毛づくろいしたり、リラックスしたりする場所。あまり長居はしません。
3)お休み鳩
巣もないのに夕方になると、いつの間にかいます。
朝早くから鳴きだし、餌を求めて飛び立ちます。
この段階ですぐにフン取り清掃等する必要があります。
4)営巣準備鳩
小枝や稲穂などを咥えてきます。営巣開始です。
おやすみ鳩以上に要警戒です。早い対策が必要です。
5)営巣鳩
巣が完成し、産卵します。もう自分の家と認識しています。
一度営巣しますと、鳩の強い帰巣本能でほぼ逃げません。
追い払うと逆に、威嚇し襲ってくることがあります。
思い当たることがあれば、早め早めの対策が必要です。
鳩の習性
■鳩の習性について
寿命・・・10年前後といわれています。
繁殖・・・年間4~8回。西日本と東日本とで若干違うようです。
卵は1回の産卵で2個産みます。産卵時期は年中ですが、特に春と秋が盛んです。
帰巣性・・・鳩の最も強い本能です。一度営巣すると、何度でも帰ってきます。
特にヒナがいると動こうとしません。威嚇・攻撃してくる場合もあります。